UX Branding ー後編ー

UX Branding ー前編ーはこちらから



2.ZEPPELINの長年の問い

ZEPPELINが携わったプロダクトが多くの人に使ってもらい、ビジネスとして成功を残すことがある一方で、リリースにさえ至ることもないプロジェクトもありました。リリースにはこぎつけたものの、当時描いていたデザインやコンセプトがユーザーに届きにくい形になってしまうこともありました。成功しているプロジェクトとそうでないプロジェクトの差はなんだろうか?と、長年ZEPPELINは考えてきました。

そこで、気がついたのは、モノづくりをする人や組織がもっともプロダクトの成功を左右する要素ではないか?という問です。

ZEPPELINのデザインのプロセスや、デザインのアウトプットは、常にZEPPELINクオリティを担保できるよう、アートディレクターをはじめとしたチェック体制を引いています。経験豊かなデザイナーがプロジェクトに携わり、自信をもって提供できる成果をお届けします。しかし、それでも、最終的なプロダクトが成功しない場合、我々はどう改善すればいいのでしょうか。そこで、一度、外に目を向けてみました。まずは、デザインを提供するパートナー(クライアント)に注目しました。

プロダクトを作り、世の中に届け、改善を繰り返していくプロセスには、非常に多くの人が絡んでくることが多いです。プロダクトの最終的な責任者であるクライアント、実装するエンジニア、マーケティング・宣伝、カスタマーサポートなど様々な職種と役割を持ったチームが連携することで、優れたプロダクトができます。

どこか一つのプロセスでとても良い仕事を行ったとしても、どこかが決定的に欠けてしまうと、ユーザーが感じる満足度としては、イマイチなものになるでしょう。それはつまり、ZEPPELINが優れたパフォーマンスを発揮できたからといって、その後の工程がうまく進まなければユーザーに価値を届けられないということを意味するのです。

たしかに、成功できなかったプロジェクトを思い返すと、

・企画部と開発部が互いに責任を押し付け合い、協調関係になっていない
・特定の部署や、役員が強い権力をもち、プロジェクトメンバーの関心がユーザーではなくそこばかり向く
・組織や人が流動的すぎてまとまりに欠けたり、長期的視野で仕事ができない

などの状況が必ずといって現れていました。

よく考えれば関係者全員は共有の目的や目標をもって仕事しているはずなのに、そこではないところばかり目が行き、良い協力関係が持てない。そこを改善しなければいくらグラフィックデザインのクオリティが優れていても意味がありません。

プロジェクトの関係者全員が同じ方向を見て協力できるようにするにはどうすればいいか。そこでZEPPELINが行き着いた結論は、組織をブランディングすることでした。

uxbranding_03

 

「ブランディング」に対して人々がイメージするものとして分かりやすいのは、商品パッケージや店舗での展示など、目に見えるものの洗練具合や統一性です。しかし、Appleのジーニアスバーのスタッフや、リッツ・カールトン、スターバックスは、サービスする「人」も洗練され、同じ目標や価値観をもって仕事しています。人もブランディングされているから、これらの企業は強いブランド力を持つのです。

そこで、ZEPPELINは具体的なデザイン制作を行う前に、組織やチームのブランディングから着手することにしました。プロジェクトによっては、チームのブランディングに半年以上かけることもあります。半年間かけて、一人ひとりが持っている信条や夢、組織に共通する哲学感などを紐解き、その企業にしかない企業のブランドを形作ることが、オリジナリティあるプロダクトのデザインの第一歩だと考えています。

自分の信条や夢が、組織の目標と限りなく重なったときに、その人の仕事のパフォーマンスはそうでない時と比べると飛躍的に向上します。自分の役割りをさらにより良いものにしようとし、さらに、他の人やチームに対しても協力的に、組織や役割りの壁を超えて協力する姿勢が生まれます。ここまで来てはじめて、他のサービスにはない独創的な、企業のビジョンに合致したプロダクトを作る準備ができた状態になります。

ZEPPELINはどのようにUX Brandingを構築するのか

企業やプロダクトが抱える問題や、それに至るまでの経緯は、様々です。どこから何を行うべきかは、その企業の方と、十分なコミュニケーションが必要です。そこからが始まりです。

したがって、ZEPPELINのUX Brandingにはノウハウの蓄積があれど、定石の手法というものは今のところ存在しません。我々ZEPPELINとパートナー企業様が一緒に汗をかき、時には苦しい思いを経て、辿り着いた結論に「ユニークなところ=他社には無いオリジナリティ」が生まれます。

是非、一度、自分自身のBrandingとは何かを考えてみてはいかがでしょうか。もしZEPPELINにご相談があれば、いつでもご連絡ください! 一緒に意味のある人生を過ごしましょう!


 

ZEPPELINでは随時、UX Brandingに関するイベントやワークショップを開催して参ります。皆様にお会いできることを心から楽しみにしております!

ZEPPELIN Inc.

ZEPPELIN Inc.

http://zeppelin.co.jp/company/

ZEPPELIN「WE CREATE BEAUTIFUL WORLDS」というビジョンのもと、 デザインを軸に、ユーザーの日常の体験を生み出す「場」です。

ZEPPELIN Inc. の記事一覧

RECOMMEND

View all