こころが満ちる”体験”をつくるために(後編)

前編に続き、代表の鳥越がZEPPELINのこれまでについて語ったインタビューをご紹介いたします。前編と併せてご覧いただければと思います!

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ソフトウェアのUX/UIデザインを手がけるZEPPELIN。創業10周年を迎えた今、創業からこれまでの歩みと”体験”にこだわるまでの過程を代表の鳥越康平氏にインタビューを行いました。


 

感動や幸せを感じてもらえるデザインを


これまで培ってきたご自身の考えやSAMSUNG電子での経験が基となって、ZEPPELINを設立されたということですが、当時はどんな様子だったのでしょうか?

 最初はわたし1人でのスタートだったのですが、半年後に妹の良子が大学卒業を控え就職先を探していると連絡が来て。試しに彼女の作品集を見たところ独特の個性的なセンスを感じたので、じゃあ一緒にやらないかということになりました。そこからは主に受託デザインを引き受ける形で、Web制作や携帯電話のUIを手がけていました。携帯用バナーを寝ずに200個作ったこともありましたね(笑)当時も携帯電話のUIといえば、ホーム画面とメニュー画面にしか考えられておらず、UIデザイナーの発言力は弱い状況が続いていました。

 

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独立してからも、思うように”体験”を重視したデザインをUIに持たせることが難しい環境だったということですね。ここでデザインについて、ZEPPELINが思うデザインとはどんなことかお話聞かせていただけますか。

 はい。私たちはデザインという考え方を活かして、感動や幸せを感じてもらえるプロダクトを提供したいと考えています。「美しい世界をつくる」これはZEPPELINの理念でありVISIONです。ZEPPELINの考える「美しさ」とは見た目のことだけでなく、意志や姿勢のことも含みます。UIを通して使う人の所作さえも美しくなるような、そんなプロダクトを提供していきたいと考えています。

現代はモノや情報に溢れ、求めようと思えば私たちは際限なくそれらを求めることができる環境です。このような複雑化した世界のなかで、「幸せ」だと素直に感じることが難しくなってきていると思うんです。「禅」の思想にあるように、人間は一つの時間軸において一つの物事に100%集中している時に充足感を感じると言われています。しかし、現代ではモノや情報が溢れているが故に、一つのことに集中するという機会が失われつつあると思うのです。例えば、友人と食事をしている最中でもお互いにスマホを見たりする瞬間があったりするじゃないですか。

だからこそ、私たちがつくるものは、伝えたいメッセージや使い勝手など、その全てを極限までシンプルにしたい。シンプルにすることで、選択肢が減り、目前のことへの集中が高まり、こころが満たされ、いきいきと生活していくことが出来ると考えています。そのために”こころが満ちる体験”を生み出すようプロダクトづくりに取り組んでいます。

ありがとうございます。「美しい世界をつくる」ためにシンプルにデザインしていく、ということでしょうか。そういえば社員の方の呼び方も考えていらっしゃると聞いたのですが、教えていただけますか。

 ZEPPELINのメンバーを「社員」や「(ZEPPELINの)ひと」と呼んだ時期もあったのですが、どれもしっくりこなくて。そこから考え始めて、当時のメンバーの意見をもとに、ZEPPELIN=飛行船ということから乗務員という意味を込め「クルー(CREW)」と呼ぶようになりました。

 

社員は同じ飛行船の乗船員

 

同じ飛行船に乗る乗船員、ということだったんですね。素敵です。お二人で始められてから今のようにクルーの方々が集まるまでどんな経緯があったのでしょうか。

 転機は、3.11東日本大震災(2011年)が起きたときでした。仕事で付き合いのあった方がボランティアを始められて、クリエイティブな人材が必要ということで、私もチームに加入させてもらいました。そこには大企業の役員をやられているような方や、グローバルで活躍されている海外の方がいらっしゃって、ボランティアを通して交流を重ねるうちに、自分の視野が一気に広がり、やりたいことの輪郭が次第に見え始めました。

当時の日本は100人中100人が『未来は変わる』と信じる特異な状況でした。その中で自分たちの答えを自問自答したとき、チームをつくり、組織として取り組みたいという思いが強くなったんです。自分の今後も考えたとき、「もっとこの世界を変えたい、より良くしたい」というのが答えでした。そのために、会社を組織として成長させることが近道だと思い、本格的に人材を集め始め、紆余曲折を経て現在に至ります。

 

ありがとうございます。ここまでZEPPELINの過去やデザインへの想いを伺ってきましたが、最後にZEPPELINの見据える未来(今後)についてお聞かせください。

 市場が飽和状態にあるなか、選ばれるためには問題解決に加えてビジョンやフィロソフィーが必要になってきていると考えています。ZEPPELINでは、プロダクトを中心に見据えた、事業の方向性までをクライアントと一緒に考えることも多く、ときには企業のビジョンをつくるお手伝いをすることもあります。現在、私たちのフィロソフィーや想いをビジュアルに結集した研究開発も始めています。まだ課題の多い道ですが、ZEPPELINは組織として次のフェーズに向かおうとしています。「美しい世界をつくる」というVISIONを体現するために、極限までシンプルにデザインしていくことに改善を尽きることはありません。もっとシンプルに、世界をより良く変えていくことに私たちはこれからも挑戦し続けたいと思います。

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インタビューは以上となります。鳥越の過去からZEPPELINの見据える今後に至るまでを網羅した内容となりました。PR Tableの方々、インタビューいただきありがとうございました。これからのZEPPELINにもご期待ください。皆さまどうぞよろしくお願いいたします!
ZEPPELIN Inc.

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ZEPPELIN「WE CREATE BEAUTIFUL WORLDS」というビジョンのもと、 デザインを軸に、ユーザーの日常の体験を生み出す「場」です。

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