日本一のバリスタにコーヒーを淹れてもらって気がついた「本当のコーヒーの味わいとその奥深さとは?」

 日常的にコーヒーを飲みますが、なかなかプロのバリスタにコーヒーを入れてもらうことは少ないですよね。今回はプロのバリスタでありコンテストで日本一になられている武田梨恵子さんにお越し頂いてクルーみんなで本当に美味しいコーヒーを頂きました!

 世界中で毎日のように飲まれているコーヒーですが、入れ方だけで本当に変わります!例えばコーヒーをドリップする時の温度や器具、注ぎ方などで全く違うコーヒーになってしまうのです。

 そして何よりプロのバリスタの情熱と愛が詰まったコーヒーは深みと余韻がまるで違います!コーヒー自体の味わいの深さという意味もありますが、むしろストーリー(情景)に近いのです。比べるならば普通のコーヒーが2秒ぐらいで先の壁にぶつかってしまうようなもので、武田さんに淹れてもらったコーヒーは壁が取り払われてどこまでも進んでいけて、その先に情景が見渡せる。そういうコーヒーなのです!上等なワインに近いと言えると思います。口に入れてから何十秒も情景が頭の中や体の中に染み渡って行く。そんな素晴らしいコーヒーが生まれるのです!その時の体験についてぜひシェア出来ればと思い記事にしました!

武田梨恵子

プロフィール:武田梨恵子(バリスタ)

ペーパードリップの店舗にて約7年間の経験を経て大会に出場し、UCCコーヒーマスターズ2010ペーパードリップ部門、関東地区大会優勝、全国大会優勝。ベストシグニチャー賞(オリジナルドリンク)/ UCCコーヒーマスターズ2011エスプレッソ部門 関東地区大会 3位 / UCCコーヒーマスターズ2012エスプレッソ部門 中部地区大会 優勝、全国大会 5位 / ベストテーブルコーディネート賞 / UCCコーヒーマスターズ2013エスプレッソ部門 関東地区大会 優勝。全国大会 優勝。 大手コーヒーチェーンにて約10年間勤務。現在 オープン立ち上げから携わるTORANOMON KOFFEEのバリスタとして勤務。

 

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 武田さんに淹れてもらったコーヒーの中でも一番甘く華やかな香りが広がる「フルーティー」な”淹れ方”のコーヒーを飲めば、ヨーロッパの色とりどりのフルーツが並んでいる市場の中を香りを嗅ぎながらゆっくりと歩いて回っているような、雑踏が聞こえてくるような、一つ一つの果物の香りが漂ってくるような、そんな情景が見えてきます。 それがず〜〜〜っと続く、長い余韻に浸れます。オフィスの時間を忘れて日常から解放される。そんな味わい!

 とても面白いことに武田さんが「悪い事例もやってみましょう!」といって淹れてもらった、少しだけお湯の温度が高いコーヒーや、豆の量を適正とは違う量で淹れてみたコーヒーは、口に入れて2秒ぐらいでイメージが途絶えてしまいます。やっぱりすぐ目の前にコンクリートの壁があり、そこで行き詰まる感じ。。もちろんそれはそれなりにコーヒーなのですが、、そこからの解放感もなく、、味は感じるが、体や脳が刺激を受けることができず喜んでいない。そんな感じです。。。

 「本当にそこまで違うのか!?」とお思いかと思いますが、実際にコーヒーを飲んだクルーも皆一発で正しい淹れ方をしたコーヒーと悪い事例のコーヒーの判断がついていました。それほど違うものだったのです。

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 一つ一つの道具にこだわり、お湯の温度や豆の引き具合、豆の管理、お湯の淹れ方、一杯一杯丁寧に淹れる心、そして何よりも武田さんのコーヒーに対する情熱と愛。これらが揃う時に信じられない程美味しいコーヒーが生まれるのだと私たちは気がつきました。

 不思議ですね。本当にちょっとした違いがとてつもなく大きな変化を私たちに与えます。 私たちはとても敏感に細かな変化を感じ取ることができ、そしてそれを体と脳で感じ取り、さらに「情景」にまで繋げることが出来る。日々飲んでいるコーヒーでも入れ方に一手間加えるだけでこんなにも幸せな時間を作ることが出来る。

 コーヒーを飲む体験を通じてそんなことに気がついた幸せな昼下がりの時間でした。

 

ZEPPELIN CREW

鳥越 康平

鳥越 康平

http://zeppelin.co.jp

京都工芸繊維大学、工芸学部造形工学科卒業後、韓国サムスン電子にてデザイナーとして携帯電話などの最先端機器の開発に従事。帰国後2005年10月にZEPPELINを設立。

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