130名の経営者と考えた「組織におけるデザインの重要性」とは?

 5/28に六本木ヒルズ49Fのアカデミーヒルズで、ZEP NIGHT Vol.5が開催しました!130名もの経営者と一緒に「組織におけるデザインの重要性」について考える、トークセッション形式のイベントを行いました。これまで体験したことのないほど高いエネルギーのとても素晴らしいイベントになりましたので、私の体験記に記してみたいと思います。

私たちがなぜZEP NIGHTをやっているのか?

 ZEPPELINは、「美しい世界をつくる」というビジョンの実現を目指して日々事業に力を入れております。そのビジョンの実現のためにリアルな場で、ビジョンについて語り合う「そういう時間が必要ではないか?」「そこから生まれるパワーがあるのではないか?」という思いから、イベントというアナログな場で人と人が出会い美しい世界について考えるZEP NIGHTを開催しています。
 5回目を迎える今回のZEP NIGHTでは、ZEPPELINの経営顧問でもあり、ユニクロとファーストリテーリングの監査役でもある安本隆晴先生をゲストに、そして経済キャスターとしてテレビでもご活躍されている谷本有香さんをモデレーターにお呼びしました。
 場所も六本木ヒルズ49Fのアカデミーヒルズで行い、窓からは東京を一望できる、これからの日本の未来を考えるには本当に素晴らしい場所での開催となり!130名を超える経営者やマネージメント層の皆様にお集り頂き、デザインと企業の成長について考える素晴らしいイベントになりました!

 

なぜ安本先生をゲストにお呼びしたのか?

安本隆晴

安本隆晴(公認会計士/税理士/株式上場コンサルタント)

早稲田大学商学部卒業後、朝日監査法人(現:あずさ監査法人)、株式会社ブレインコア取締役を経て、安本公認会計士事務所を設立。現在、株式会社ファース トリテイリング、アスクル株式会社、株式会社UBIC等の監査役を兼任。また、『ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書』『ユニクロ!監査役実録』等、多くの著書を執筆。現在、公認会計士・税理士、株式上場コンサルタントとして活躍している。

2013年、経営顧問に就任。ZEPPELINの中長期的ビジョン実現に向け、企業価値向上に必要な会計思考を軸として、経営戦略や組織体制の構築・運用などの経営基盤の強化を陰で支えている。

 

 「ではなぜ安本先生をお呼びしたのか?」ということですが、それは私が安本先生に3年前にお会いしてからずっと感じていることがあり、「安本先生はデザインの思考で組織を見られている」ということからです。物事の捉え方、課題の発見の仕方がデザイナーのそれととても似ているのです。名だたる会社を上場させてきた安本先生の凄さは一言では言い表せないですが、安本先生がデザインの思考で組織を見て、課題を発見しその課題を解決に導く姿を何度も見てきました。そんな安本先生の凄さや知見をもっと多くの方と共有したい!と考え、一度ZEP NIGHTでも「デザイン」と「組織」というキーワードでご登壇頂きたいなぁ!とずっと考えていたことが今回実現致しました。

 

なぜデザインが組織において重要なのか?

谷本有香

谷本有香(経済キャスター/ジャーナリスト)

証券会社(山一証券)、Bloomberg TV、フジテレビ「ニュースJAPAN」などで金融経済アンカーを務めたのち、2004年に米国でMBAを取得後、日経CNBCキャスターに。2011年5月からは同社初の女性経済コメンテーター。10月からフリーへ。これまでトニー・ブレア元英首相、マイケル・サンデル ハーバード大教授、ジム・ロジャーズ氏の独占インタビューはじめ、世界のVIPたちへのインタビューは1,000人を超える。現在、日経CNBC「夜エクスプレス」アンカー、テレビ朝日「サンデースクランブル」ゲストコメンテーターとして不定期出演中。TABI LABO、Huffington Postコラムニスト。

 

 2時間のトークセッションではイベントのテーマでもある「なぜデザインが組織において重要なのか?」を谷本有香さんの素晴らしいモデレートの中、対話形式で参加者全員で考えました。

 まず安本先生がトークセッションの中で何度も話されていたのが「日常的にどんな些細な物事でも観察するということ」これはデザインにおいて最も重要なこととも言えます。
 デザインとは「日常を観察する事。普通は見逃してしまうような些細なことから潜在的な問題に気づき、社会へ正しい問題を提起すること」という話にその場では結論づけました。会社へ通う朝の通勤電車の中、街を歩く人々のちょっとした仕草や身につけているものなど、日常の中で通常なら見過ごしてしまうような些細なことや小さなことでも観察することです。企業でいうと、様々な活動においても出発点は観察し気がつく所から始めなければいけないと。

ゲスト

 そして、来場者の方々との質疑応答の中で何度も話題になった事は「自分自身がユーザーの視点になれるかどうか?」ということ。「持てる」ではなく「なれるかどうか?」というのが鍵。大きな組織になればなるほど現場に足を運んだり、ユーザー(消費者)が実際に行動を起こす場所に行って自分自身がユーザーの視点になることができない。そういうことはよく聞きます。

 しかし、「人は自分で体験したことからしか新しいものごとを生み出せないと考えます。つまり体験しなければならない。自分自身の体験の中から本質的な課題を発見し、それを解決していくことがデザインにおける基本的な始まりのプロセス。」そういった話に次第になっていきました。そしてそれこそが「なぜデザインが組織において重要なのか?」の解とも言えると思います。

ゲスト

 デザインとは、絵を描くことでも、ものづくりでもなく、究極的に言うと「この社会の日常の中から潜在的な課題を発見し問題提起できる力」なのです。

 それを継続的に行える組織が成長を続け、社会に大きな価値を提供し続けるのだと考えます。

 

アナログな場だから生まれる未来へ繋がるエネルギー

鳥越康平

 最後に私がこの記事でお伝え出来ればと考えているのは、「会場を包んだ未来をつくりだすエネルギー」についてです。130名もの経営者の方がたにお越し頂いて開催したZEP NIGHTですが、これまでに感じたことのない未来へと向かう強いエネルギーを感じました!

 ZEP NIGHTは、来場者の方々とスピーカーのコミュニケーションを大切にしているのですが、ステージの方を見て下さっている方々が考えられている思考がステージの方に向かってきます!その思考一つ一つはもちろん違うものですが、それらが同時に発せられることで一つ一つの波長が次第に組み合わさり、大きな波のようになる瞬間を何度も感じました!安本先生と谷本さんと私は、その波を見てできる限り同じ方向にその波が向かうのを助けるような役割だったのではないかと考えてます。

 どの方々も「現状をより良く変えなければならない!」「組織の成長を成すことで、この日本をより良くしたい!」というベクトルへ向かっていました。同じ意識と広い視野を持ったメンバーが集まるとここまで大きなエネルギーとなるのかとステージにて話をしながら体全身で感じました。アナログな場で人と人が会って話をすることで文字や画像だけではない多様な情報が入り交じり人間の脳に刺激を与える。一人一人が普段日常生活の中で感じている事、考えている事、悩んでいる事を同じ視野の広さの方々と共有することで大きなエネルギーが生まれる。新しい未来へ繋がるエネルギーを感じ、その未来へ一緒に目指す仲間を見つけることができる。そんな時間になったのではないかと考えます!

 その場にいた方々全員で同じ方向を見据えることができたとても貴重な時間だったと感じています!

 ご来場頂いた方々、安本先生、谷本さん、そして「場」をつくってくれたZEPPELINのクルー、本当にありがとうございました。

 今後もZEP NIGHTを継続開催して、より強いエネルギーを生み出す場を生み出すことができればと考えています。今回ご参加頂いた方、まだご参加頂いたことのない方、次回のZEP NIGHTヘのご参加心よりお待ちしております!

 

ZEP NIGHT 懇親会 鳥越康平

鳥越 康平

鳥越 康平

http://zeppelin.co.jp

京都工芸繊維大学、工芸学部造形工学科卒業後、韓国サムスン電子にてデザイナーとして携帯電話などの最先端機器の開発に従事。帰国後2005年10月にZEPPELINを設立。

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