「デザインとは何か?ZEPPELINのデザインを見つけ出すための道のり」

最近ベンチャー界隈で 「UX・UIのデザイナーが足りなくて困っている」 という話をよく耳にします。 日常の中にここまで様々な製品・サービスが溢れてくると、 機能性だけでは市場にとって独自の価値を提供することは困難です。 「新しい体験性=価値」を生み出すことができるデザイナーの価値が高まっています。

ZEPPELINでは、ビジョン形成、事業創出、UX・UI開発を行っていますが、 それらの事業の軸となっているのは「デザイン」です。

では、ZEPPELINにとっての要である「デザイン」とはいったい何か? また、「ZEPPELINが目指すデザイン」とはなにか? について書いてみます。

− デザインとは?

「望む目的に最もよくかなうように、必要な要素を組み立てる創造的計画」

これは、ミッドセンチュリー※の偉大なデザイナーである、 チャールズ・イームズ氏の言葉です。

デザインとは、決して最終的な形、その表現の部分だけを指すのではなく、 望んでいる目的を探るところから始まり、 その目的に合致する未来像に向かって突き進む創造的な計画。

その一連の流れ「全て」を指す、ということです。

様々な方が各自の解釈のもと、 デザインとはどういうものか定義していますが、 私はこの言葉が一番しっくりときています。

最近は「デザイン=絵を描くこと」 という、単純な意味合いで使われることはようやく減ってきました。

ここ20数年の間にインターネットが普及したことも影響し、 「デザイン」にも本質をついた定義が必要だと、広く認知されてきた現れだと思います。

しかし、それでもまだ、ぼんやりとしています。 「デザイン」という言葉を耳にしたとき、 人々が頭に思い浮かべるイメージがバラバラです。

ZEPPELINは、「デザインの定義」を明確にし、 世の中に伝えていきたいと考えています。

− ZEPPELINのデザインとは?

製品やサービスを開発する上で、私たちが目指しているデザインは、 チャールズ・イームズのデザインの定義に加えて、以下の点を大切にしています。

・五感を意識した、人間の魂に響くデザイン ・細部にまで行き渡った深遠な美しさ(Excellence is a thousand details) ・100年保つ本質を突き詰めたシンプルなデザイン

その中でも最も重要なのは、「魂に響く」という要素です。 日常生活の中でも、魂に響く体験を提供できるデザインであることは、 人々の心の琴線に触れるような心地良さとインスピレーションを持つ、 優れたデザインだと考えています。

また、1px、0.1mmまで徹底的に洗練された美しさを持っていること、 さらに、その場限りの新しさではない、 永続的な本質が備わったシンプルな表現であることも大切にしています。

その実現には、マクロとミクロのどちらの視点も持ち合わせている必要がありますし、 常により良いデザインを追求し続けるには、 普遍性を持ちつつも、自分たちと共に進化し続けていく定義を持つ必要があると考えています。

ZEPPELINはそういうデザインを目指しています。

そして、それらが広く受け入れられた時にこそ 「WE CREATE BEAUTIFUL WORLDS」という 美しい世界をつくることができるのだと信じています。

「デザインとは何か?」

その問いに対する明確な答えは、今はまだ曖昧です。 しかし、私たちが「ZEPPELINのデザイン」を徹底的に追求し続け、 ひとつひとつ継続して実現していけたとしたら、 世の中のデザインに対する考え方が、さらに変わっていくと考えています。

そうなれば、社会のあらゆる問題や課題に対して、 誰もが自分なりに創造的に計画し、アクションしていくという 素晴らしい世界が生み出されると思っています。 まずはZEPPELINが、一歩ずつ実現していきたいと思います。

鳥越康平

※<世紀半ばの意>1950年代に米国で生まれたデザインの潮流。

http://youtu.be/0fKBhvDjuy0

YouTubeより引用(Powers of Ten™ (1977) / Charles and Ray Eames)

鳥越 康平

鳥越 康平

http://zeppelin.co.jp

京都工芸繊維大学、工芸学部造形工学科卒業後、韓国サムスン電子にてデザイナーとして携帯電話などの最先端機器の開発に従事。帰国後2005年10月にZEPPELINを設立。

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