「対話において重要なこと」

先日、ある著名な投資家の方とお話をする機会があったのですが、 至福とも言える本当に楽しいひとときを過ごしました。

打ち合わせの帰りに、ふと、 そもそも「対話で重要なことって何だろう?」 という疑問が思い浮かびました。

そこで今回は、 「対話において重要なこと」について、私なりの気付きをお話したいと思います。 私個人の感覚では、いわゆる「すごい人」は、”話し方”がうまい。

先の投資家の方の場合、 その方が発する言葉は、一言一言が予測不可能であり、 また、それらの言葉は、対話の相手である私を、 更に話の中へ引き込む力を持っているように感じました。

しかも、次々と言葉が出てくる。

すると、自然と自分も思いっきり遠慮なく意見をぶつける事ができていました。

理由を考えてみると、話の内容以上に、相手の対話へ臨む姿勢から伝わる熱が、 自分をそうさせていたように思います。 私は、対話の中でフィーリングやリズム、話し方、 共感のようなものが「グワッ〜」と一度に揃うと、 生きる上での喜びに近いものを感じます。 また、相手が楽しそうに話している雰囲気や大胆な話し方には、説得力すら感じる。

例えば、 「あのさ、こうこうこういうのがあるじゃん!」 「あれってとっても気持ちいいじゃない」 「だから僕は”これは”とてもいいなって思う!」

こんな話し方でも、相手が楽しそうな表情だったり、ジェスチャーがあると、 相手の感情と共に言葉自体も、強く深く心に伝わってくる。 つまり、内容はもちろん重要ですが、それ以上に、 相手の話し方、つまりノンバーバル(非言語的)の部分に、 人の心を動かす力があると考えます。

そして、それは共感へと繋がる。

相手にどれだけ共感してもらえるか、 それは、言葉だけでの説得や納得ではなく、 重要なのは「”伝わる”話し方」なのだと感じました。

 

話は変わりますが、私は最近、中島さんに倣って、 誰かに自分の事業やZEPPELINの話をする時はPCを開かないようにしています。

パワーポイントやキーノートのスライドをディスプレイに映してしまうと、 相手の意識はどうしてもそちらに向いてしまい、 話者である自分に注意を引きつけることができません。

そのため、今はPCを開かず、 あくまでも、自分の表情やジェスチャーに思いを乗せて 伝えることに意識を集中して話しています。

自分の思いや熱が、どれだけ相手に伝わるか? そして共感を起こすことができるか?

やってみると、とても上手くいきます。

今後も、相手の共感に繋がる話し方を意識した対話を続けていきたいと思います。 余談ですが、聞き手はPCを使った説明に慣れてしまい、”当然”と思っている方が多いので、 PCを開かずに話を始めると、「えっ!?」っという雰囲気になります。 その雰囲気を味わうのも結構面白いです。 この空気を感じてみたい方、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。 IMG_3120

鳥越 康平

鳥越 康平

http://zeppelin.co.jp

京都工芸繊維大学、工芸学部造形工学科卒業後、韓国サムスン電子にてデザイナーとして携帯電話などの最先端機器の開発に従事。帰国後2005年10月にZEPPELINを設立。

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